伝統は未来の資源・感動価値の作り方講座

和文化に学ぶ

この講座で身につくこと

本講座は、日本文化に蓄積された「人の心を動かす仕組み」を読み解き、現代の仕事や価値創造に活かすための講座です。

日本の「当たり前」が世界で「特別な価値」とされる理由は、和文化が育んできた『感動を生み出す思考の土台』にあります。本講座では、和文化に根ざした思想・美意識・構造から、価値が生まれる理由、人の心が動く理由、長く愛され続ける理由という「本質」を、単なる知識ではなく実践できる「思考の技術」として身につけます。

これは教養講座ではなく、あなたの商品・サービス・表現に"意味"と"深み"を与える思考の軸です。

得られるのは、

  • 「なんとなく良い」を言語化する力
  • 価値の本質を見抜く視点
  • 人の心を動かす設計発想
  • 長く選ばれ続けるための構造理解

つまり、すべての仕事の質を底上げする『根本的な思考力』です。


このような方におすすめ
商品やサービスに『本質的な価値』を加えたい方
・価格や機能ではなく「意味」で選ばれる存在になりたい方
・表面的な差別化ではなく、根本から価値を変えたい方
・和文化を現代ビジネスに活かしたい経営者・クリエイター
・感動を生み出す「思考の土台」を体系的に学びたい方

カリキュラム・全10回



 第1回 日本は、なぜ「比類なき国」なのか 

〜当たり前の中に眠る、世界が驚く価値〜 

世界との比較を通して、日本文化が育んできた独自の価値観、思想、美意識をひもときます。 私たちが「当たり前」と思っているものの中にこそ、日本ならではの知恵や発想が潜んでいます。
世界から見れば、その「当たり前」は決して当たり前ではありません。それらを客観的に捉え直し、伝統を懐古するのではなく、現代に活かすための「価値創造の出発点」を探ります。 


第2回 「型破り」は、型を知る者だけの特権

 〜自由になるために、日本人が磨いた「型」の知恵〜 

「型」とは、技術や文化を個人の才能だけに頼らず、継承し、再現するために磨かれてきた知恵です。
 日本では、型を身につけることで誰もが一定の水準まで技術や精神を習得できる仕組みを築き、伝統を受け継いできました。 しかし型は、自由を縛るものではありません。型を身につけた先にこそ、自由な表現が生まれます。
「型破り」とは、型を知り尽くした者だけに許される表現です。日本文化における「型」の本質を知り、伝統を受け継ぎながら新しいものを生み出す方法を学びます。


 第3回 「何を引くか」ではなく「何を残すか」

 〜世界を魅了した、日本の引き算の美学〜 

日本の美意識に見られる「シンプル」とは、単に装飾や情報を減らすことではありません。 無駄を削ぎ落としながら、本当に大切なものを際立たせ、見る人の想像力が入り込む「余白」を残すことです。
大切なのは「何を引くか」ではなく、「何を残すか」。日本独自の引き算の美学を読み解きながら、それが世界のデザインやものづくりに与えてきた影響と、現代に活かす方法を考えます。 


第4回 世界が評価したのは、製品だけではなかった

 〜日本の伝統に学ぶ、「ものづくり」は「人づくり」〜

 日本の「ものづくり」が世界から評価されてきた背景には、優れた製品だけでなく、それを生み出す「人」を育てる文化がありました。 教育、職人文化、共同体意識、仕事への姿勢などを手がかりに、日本人の美意識や哲学がどのように培われてきたのかを、伝統からひもときます。そこから、現代の組織づくりや人材育成、そして長く信頼されるブランドづくりのヒントを探ります。


 第5回 人の心を動かす設計図 

〜世阿弥・光悦に学ぶ「感動価値」のつくり方〜 

人の心を動かすものには、偶然ではなく「仕組み」があります。能、茶の湯、絵画、工芸、建築などの具体例を通して、日本文化がどのように人の感情に働きかけてきたのか、その構造を読み解きます。
世阿弥や本阿弥光悦ら先人たちの人間観察と表現の工夫を手がかりに、現代の商品、サービス、空間、ブランドにも応用できる「感動価値」のつくり方を考えていきます。 


第6回 家紋は、江戸のロゴだった 

〜小さな「形」に物語を宿す技術〜

日本には「家紋」「お印」「花押」など、古くから「形」に意味や物語を凝縮する文化がありました。 なかでも家紋は、家や一族を識別するだけでなく、象徴やブランドとしての役割も果たしてきました。 江戸時代に広く普及した家紋の構造、発想、意外な使われ方を知ることで、現代のロゴ、シンボル、ブランドアイデンティティにつながる「小さな形に大きな意味を込める技術」を学びます。 


第7回 色は、言葉より雄弁だった 

〜江戸に学ぶ、余韻を残すカラーコミュニケーション〜

 日本の伝統色は、千種類以上あると言われています。 しかし、日本人にとって色は、単なる識別でも装飾でもありませんでした。色の名前は共有され、身分、季節、感情、美意識、流行など、さまざまな意味を伝える「もう一つの言葉」としても使われていたのです。縄文時代から続く日本人と色との関わりをたどりながら、江戸時代に花開いた独自の色彩文化を読み解きます。 色そのものではなく、色が生み出す「余韻」や「感情」に目を向け、現代の商品開発やデザイン、ブランド表現に活かす色彩感覚を養います。


 第8回 人は、見たいように見る 

〜錯視・錯覚を味方にする「見せ方」の設計〜

 私たちは、目に映ったものをそのまま見ているわけではありません。脳が情報を補い、比較し、解釈することで「見え方」はつくられています。つまり人は、物事を絶対的な基準ではなく、周囲との比較によって相対的に認識しているのです。 日本の伝統文化や意匠の中にも、こうした人間の知覚を巧みに利用した表現が数多く存在します。 錯視や錯覚、知覚の仕組みを理解し、デザイン、広告、商品開発、ブランディングなどにおける「どう見せるか」の設計に応用します。 


第9回 流行は、つくれる 

〜江戸の出版ビジネスに学ぶ、ブームで終わらせない仕組み〜
流行は、偶然生まれるものなのでしょうか。 江戸時代には、出版、芝居、役者、名所、食、ファッションなどが互いに影響し合い、次々と新しい流行が生まれていました。一過性のブームと、長く人々に愛されるものは何が違うのか。
 江戸の出版文化を手がかりに、流行を「感動や情報が人から人へ伝播していく仕組み」として捉え、一時的なブームで終わらせず、持続的な価値へと育てていく方法を考えます。 


第10回 浮世絵から学ぶ、江戸のマーケティング

〜世界を魅了した「価値創造ビジネス」の裏側〜

 江戸時代の浮世絵は、美術であると同時に、情報であり、商品でもありました。 ニュース、娯楽、ファッション、観光、広告などの役割を担う、当時最先端の「量産型カラーメディア」でした。その背景には、版元による企画、絵師による表現、彫師・摺師による高度な制作技術、そして販売や流通までを含めた巧みなビジネスの仕組みが存在していました。 浮世絵を「江戸の価値創造ビジネス」として読み解くことで、企画・制作・発信・販売を一つにつなぐ発想を学び、現代の商品開発やマーケティングへと応用します。

【受講日】とスケジュール
1、毎月第2水曜日
2、毎月第4水曜日
20時〜22時まで(途中10分休憩あり)

※当日ご参加いただけない場合は、
期間限定(60日間)のアーカイブ動画をご視聴いただけます。

本講座は毎回完結の内容で、1〜10のテーマを循環的に行なっており、
途中から受講されても問題はありません。


【受講料】
110,000円(税込)
10回分(申込時前払い)

講座をお申し込みいただく際は、下記受講申し込み専用フォームよりお申し込み下さい。
事前に当社受講規約をご確認いただき、ご了承いただけましたらお申し込みください。
 お申し込みいただいた時点で、本規約に了承したものとみなします。


なお、『感動価値の活かし方講座』も続けてご受講いただければ、『感動価値の活かし方講座』の受講料は2割引にさせていただきます。